Waltz For Debby (Bill Evans)

ワルツ・フォー・デビー (ビル・エヴァンス)


ジャズ・ピアノのいいCDない?って聞かれたら、このアルバム挙げる人は多い

と思いますし、私もその1人です。ライヴ・スポットの名門、ヴィレッジ・

ヴァンガードで行われた古いライヴなのですが、ピアノの音は繊細かつ

透き通っており、ウッドベースとドラムスのサポートも絶妙です。周囲で

お酒を飲みながら演奏に聴き入る?人々の声やグラスのこすれ合う音

までハッキリと聞き取れ、それがライヴならではの雰囲気をいっそう

醸し出してくれております。このCDを聞くと、「生のジャズがいいなー」と

つくづく思ってしまいますねー。すばらしい三位一体の演奏に酔いしれること

請け合いです。このアルバムに収録されている曲はどれも美しいメロディー

を持った佳曲ばかりなのですが、中でもイチオシはやはりアルバム・タイトルの

ワルツ・フォー・デビーですね!私の知り合いの姪っ子さんなどは、まだ

幼稚園に上がる前であるにもかかわらず、このワルツをいたく気に入って

くれており、年齢を越えてあらゆる人に「美しい!」と思わせる何かが

この曲にはあるのですなー。いやいや、紹介した甲斐があったという

ものですよ。大人であられる皆さんが聞くとすれば、やはり夜でしょうな。

しかもお酒飲みながらですよ。人数は少ないほうがいいですかね。

できれば愛するご主人と、あるいは奥様と、ジャズ・スポットに行った気分

を味わってみられたらいかが?ちなみに私の奥様はジャズにはまったく

興味をお示しになりませ〜ん。いつも1人で聞いてます。大学時代から

これ聞くときはいつもそうだったなー。行きつけのジャズ喫茶ではほとんど

毎回リクエストしてたし、そのころ買ったレコードは擦り切れるくらいまで

聞き込みました。しかし、何度聞いても飽きることがない名曲であります。


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