キスの香り揚げ


開いたキスに梅干を挟んで天ぷらにするのが「香り揚げ」なのですが、これがまた

サッパリ味で非常に美味!我が家の息子・娘はもうコレがないと禁断症状が出るほ

どまでにとりつかれております。ピンギスでも簡単に作れてボリューム感が出せる

ので、真夏などにピンばかり釣れた時でも、美味しいキス天が楽しめます。


で、ズバリ味の決め手は使用する梅干にあります!


しょっぱい梅干ではキス自体の味が損なわれてしまいますので、ぜひ使用する梅干

甘酸っぱいやつ、と覚えておいてください。



私のイチオシは写真の
「つぶれ梅」、コレが最高であります。少々値がはりますが、

やはり高いものは美味い!これで香り揚げ作ると、もう他の梅干には興味がなくなっ

てしまうほど、キス天にピッタリの相性です。実際に我が家ではこの梅干がなければ

香り揚げは作っておりません。呉市にお住まいの方は、呉駅ビル内のフレスタにて

入手できます。他の店では扱っているのは今のところ確認できてません。


*作り方


まずは梅干を写真のようにペースト状につぶします。



香り揚げには小型のキスが向いていますので、大きくても18cmくらいまでが

美味。15cm以上は写真のように、内側に梅干をたっぷり乗せて爪楊枝で2か

所を止めます。楊枝は1本をまず刺して、先端の半分をよく切れるハサミで切り、

それを残りの部分の刺し止めに使います。



15cm以下のピンギスの場合、餃子の皮を合わせるようにして二つ折りにし、

上端の1箇所に楊枝で刺し止めをすればOK.味はピンギスの方が断然美味です。

ピンギスの場合は腹開きでOKですので、作業もラク。今までは邪魔者扱いされ、

から揚げくらいしか活かせる道がないと思われていたピンちゃんたちにも我が家

ではチャンと役割、しかも最上級の役割を与えております。だからと言って、

ピンギスだけを釣るのが目的ではございません。ピンは極力リリースし、リリース

不可能なものだけを持ち帰り、捌き、冷凍庫に貯金するように貯めて行き、

たくさん貯まったら「香り揚げ」、というスタンスでお願いいたします。


ここから後は、普通のキス天を揚げる要領でOKです。上手にきれいに揚げて

極上の味をお楽しみください。ビールにも合いそうですが、個人的には日本酒か

焼酎との相性がいいように思います。うわァ〜、考えただけでヨダレが〜(爆)。