Dark Eyes (Steve Kuhn Trio)


歌詞のない曲は皆さんどういう気持ちでお聴きになられますか?私は想像力をフルに

働かせて、自分のイメージする情景に浸りながら聴きますねー。Dark Eyesという曲、

おそらく誰もが一度は耳にしたことのある曲だと思います。昔何かのテレビドラマ

のテーマ曲になってたよなー。昔ですから、今現在そうですねー、35歳くらいから上

の人が対象かなー?ある会社の社長、部長、係長他が皆一つのアパートに住んでいて

オモシロおかしい日常生活を繰り広げるドラマで、結構話題になりました。こんな説明で

題名わかる人は相当なドラマ中毒。申しわけありませーん、私は題名忘れましたー。

そうそう、田村正和が出てましたよ。あー、もう少しで思い出せそうなんだけれど・・

話しを本題に戻しますね。ハイテンポで流れるようにスイングするジャズはいかが

でしょうか?この曲、ぜひ一度高速道路を走りながら聴いてみたい曲ですなー。

夜高速を走ると、道路沿いに等間隔で立つ街灯が飛ぶように通り過ぎていく様、

あの情景ですよ、まさにこれは。「何か切迫した状況」を感じます。「どこかに急いで

いる」感じかなー。ビンビン刻まれるウッドベースのリズムはドキドキ高鳴る心臓の

鼓動、歯切れの良いドラムスのシンバルを打つ高速音は路面を流れるようにトレース

するタイヤの音、ピアノの音色はスポーツカーのエンジン音。これだな、やはりこの

曲は。低い回転数から入ったピアノはすぐにそのテンポを上げ、見る見るうちに

レッドゾーンへ、高性能のエンジンがその回転数の頂点に達したとき、ピアノは

美しい高音を奏で、ドラムスが激しくリズムを刻む、そして心臓の高鳴りも最高潮に。

やがて車は速度を落としながら夜の料金所へと滑り込み、演奏は幕を閉じます。

曲が終わると今まで感じていた緊迫感がスーっと解けていきます。ここが快感!

お酒のみながらゆったりと聴き入るバラードも大好きですが、時にはこういうジャズ

もいいものだなー。しかし、くれぐれもスピードの出しすぎにはお気をつけて。

このアルバム、スティーヴ・キューン・ピアノ・トリオの演奏で、タイトルは

Temptation 「誘惑」。私お気に入りのレーベル、ヴィーナス・レコーズから

出ております。Dark Eyes 以外はしっとりと落ち着いた雰囲気の曲でまとめ

られていますから、最初から最後まで緊張しっぱなしということはございません。

バランス的にもこの曲がワンポイントのアクセントになっており、いい感じですよ。



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