Blues In The Night (New York Trio)


今日は大寒。その名の示す通り、メチャ寒いです。冷えますなー。こんな晩は

やはり家にこもってお酒のみながら音楽聞くしかないでしょ!夜がピッタリくる

ジャズ、とても多いですが、中でもこのCDは超オススメの1枚であります。

このCDの発売元、レーベルっていうんですか、極上の『音』を提供してくれます。

ヴィーナス・レコーズといいますが、ジャズをあまり聞いたことのない人には??、

ジャズ・ファンにとってはすでにおなじみの日本のレーベル。とにかくピアノの音づくり

には気合いが入ってます。透き通っていて、しかも芯のある音といいましょうか、

目の前にピアノがあって、そこでピアニストが演奏してくれているのでは?と錯覚して

しまうくらいに非常にリアルな音ですなー。

いやー、ここまで音づくりにこだわってくれると、ほんとジャズ・ファン

のみならず、すべての音楽ファンも、気持ちよく聞けること間違いなし。中には

ヴィーナスなら無条件に即買いする人やオーディオ・チェック用に買い込む人もいる

くらいですから、その音質のよさというのはすでにお墨付きであります。

さて、このCDですが、決して昼間に聞いてはいけません。1曲目からズシーンと夜の

雰囲気ですからね。この1曲目はタイトル曲 Blues In The Night. 何やらギャング映画

の冒頭シーンに流れるような雰囲気の曲ですが、有名な曲ですから聞かれた

ことがある方もおられると思いますよ。色んな映画によく使われてますから。この1曲、

ウッド・ベースの響きが素晴らしく、これ聞いてベースの魅力にとりつかれてしまう

人も多そうですなー。他にオススメの曲は、2曲目の I Could Have Danced All Night,

こちらは非常にポピュラーな美しい曲でありまして、これ聞いたことのない人は少ないと

思います。ポップでありながら、それを夜型に味付けしてあり、好きな人と一晩中でも

踊っていたくなるような心地よい雰囲気に仕上がっておりますよ。でも、このタイトル、

英文解釈的には仮定法過去完了・・・・ということは「後悔してる」のですね、「一晩中

踊りたかったー・・・」って。まっ、細かいことは気にせず(汗)、ご自分の想像力で

お聴きくだされ。あと一つ、5曲目の My Funny Valentine も紹介しておきましょう

かね。この1曲、とにかくカッコいいです。My Funny ・・・・といえばしっとりバラード

仕上げられることが多いのですが、ここではとにかくイカシタ仕上がりとなっており

ますねー。これはドラムスを担当している青年のセンスのよさでしょうな。とにかくこの

青年、ドラミングがカッコいい、センス抜群。ミディアムテンポの小気味よいバラード

で、これはやはり都会の夜をイメージする曲でしょう。ロックにはちょっと食傷気味な方、

クラシックではどうも夜の雰囲気はねー??というお方、この1枚に耳を傾けてみては?


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