4/1 春ギス始動



今日のこの日を指折り数えて待っておりました!!すでに江田島湾、釣り仲間の検索によ

り、3月下旬にはシーズン・インといって問題ない状況でしたので、おなじみ釣りじいさ

ん、すすむさん、4月より京都にて新生活にはいられるつーじくん、とそのお友達、パソ

コンの師匠ソーラン見習いさん、そして、本日の主役(笑)・ちゅうさんの息子さんであ

り、我が山根塾の新中1生である存呉空くん、といったビッグチームを編成いたしまして

江田島湾鷲部海岸へと、いざシュツジ〜ン!!


春ギスといえばあまり場数をこなしていない人にとっては、とってもイライラする釣り。

「待ちの釣り」となる要因が海の中にはいっぱい。先ずは水温。この時期、季節がら天気

が周期的に変化し、場合によっては雪がふったり、急激に冷え込んだり、暴風が吹きまく

ったりで、じつはまだ海は完全に春になりきれていない状態。海難事故の多くもこの時期

に集中しておりますから、人間の自然に対する甘いものの考え方を雄弁に物語っておると

言えましょう。もちろん陸からの釣りもそう。人間が肌で感じる春は、海中ではまだまだ

遠い。つまり、海の中はまだ「冷蔵庫」状態。おまけに前日からの冷え込みが効いて、

越冬場であるここ江田島湾のキスも活性はどん底状態。竿出しから沈黙が続く。キスの

気配が感じられない・・・正確に言うと、キスはいるけどモーションレス。慣れていない

人は、「キスいないね」でさっさと移動ということになる。移動すれば部分的に活性の高

いポイントに当ることはたまにある。が、今日は大人数。ジックリと腰を据えて、活性の

上がるのを待つ方が得策と判断した。これまで何度も活性の低いキスは攻略してきたが、

今日は極めつけだ。獲れるような気がしない。アタルけれど乗らない状況がアチコチで

顔をのぞかせる。普通なら「コツッ」とくる前アタリが「コッ」という感じ。鉛がかすか

に岩に当ったという感触。ほんとうに岩に当たったのかもだが、とりあえずどの「コッ」

に対しても、即竿を置く→引き込みを待つ、という戦法でやっと獲れ始めた。この際、

引き込んだときの「竿先」をジックリ注視しなければならない。「グイ〜ン」と引き込め

ば「飲み込んだ」というサインだから、そのまま引き続けて2匹目、3匹目を狙っても

OK.だが、竿先がバタつく引きこみではキスの口に比較的浅く掛かっていることが多く、

そのまま引き続けると途中でこぼれてしまうか、運良く取り込みまで来ても、上げた瞬間

にポチャリが多発する。非常に神経を使う釣りになるが、個人的にはこのパターンは好き

だ。一度投げ込んだ仕掛けを微動させながら細かいアタリを拾い、しかも連にする(今日

はそれでも2連が精一杯だったけど・・・)。「釣れている」のではなく「釣っている」

という感触でやれるのがいい。だいたい仕掛けを手前まできちんと引いて回収するのに

人の倍以上の時間をかける。真夏ではないのでエサ取られるということにはなりにくい。

20分くらいほっといてもえさ自体はまだ生きている。だからこそ、十分時間をかけて、

「活性の比較的高めの個体」を丁寧に拾っていく釣り。それが「春ギス釣り」。嵌ると

コチラの方が数釣りよりもオモシロイ。この低い活性の中やっとのことで拾えた数は

10数匹(画像の19匹は存呉空くんとの合計です)。だが、釣ったな〜という実感の

もてた釣りとなった。個人的にはコレで満足。週が変われば一気に活性が上がって釣り

やすくなったりもする。天気の感触といつも肌で感じることが大切。この時期、夏の

ように暑く感じる日が続くことがあります。「もう半袖でもいいよな〜」という日が

2〜3日週末にかけて続いてくれたら、もう来週末にはココも太鼓判ですなッ♪


さ〜て、釣りの話はこの辺まで。今日の主役たちを記念に残しておかなければねっ♪



ほ〜んと、まだまだ小学生のあどけなさが残る癒し系の画像を提供してくれたのは、

我らが「存呉空」く〜ん!!ランドセルに釣具一式を詰めてやってきた(笑)。いやいや、

何が何が、このランドセル、なかなかのスグレモノ。釣具だけでなく色々収納できそうで、

ほ〜んと実用的。コレを持たせたちゅうさんの奥様、なかなかのアイデアウーマンっすね♪

それをまたいやがりもせず、堂々としょってくる彼もまた、「いい味」出しとるわい♪

「春ギス」の渋さにギブアップいたしまして、本日はついに釣り場で「ご就寝」となってし

まいましたが、次回こそは、春ギス攻略に燃えてくれるものと・・・・



最後にはせっかくなので、「月刊釣り情報」の記者さんに連絡をいれて、「4人で25匹

くらいじゃけど、取材になる〜?」と打診したところ、サッと飛んできてくれました。

まっ、走りのキスだけに話題性はタイムリーでしょ!?運よければ、来月号の紙面に仲間

入りさせていただけることでありましょう。楽しかったね〜、みんな!!こういう遊びは

教育的にもほ〜んといいな〜。これで釣りに連れて行く口実が・・・・(笑)

ではでは〜、また自然と戯れに行きましょうね〜♪