月夜を釣る:めばるing



満月が煌々と海面を照らす深夜。風がなくとても心地よい。月夜・・・以前からテーマに

してみたいと考えてはいたものの、個人的にデータ?というか経験不足。月夜のマイ・ポ

イントを2箇所持っているが、いずれも灯りのない場所。いつ行っても釣り人はゼロ。こ

の2箇所で釣り人に出会ったことは一度もない。だから、今のところ「マイ・ポイント」

でいいかな??さてさて、今までこの2箇所のおかげで「月夜は暗闇ポイント」と決めつ

けていたのだが、どうやらそうでもないようだ。去年は満月の夜に爆釣があったし、最近

PEラインを使っているせいで、月夜の灯りポイントであっても食ってくることがわかっ

てきた。ただし、超ショートバイト。いままで気づいてなかったのだろう。いつもメバル

がいるのに月夜になるといなくなる、なんて、確かに考えられないよな。食い方が変わる

だけなのでは??という認識に、現時点では落ち着き始めている。


今日入ったポイントは昔、初心者の頃よく通った「灯りポイント」。とってもメジャーな

車横付けポイントだから、壊滅するのも早かった。一時期とってもよく釣れていたのだが、

その「お手軽さ」がゆえに、シーズンにはほぼ毎日必ずアングラーが入れ替わり立ち代り

攻めまくるといった状況にさらされ、一年ももたなかったのではないかな〜?ワタクシも

2年目にはもうここへは来なくなってしまった。かれこれ5〜6年になるだろうか、先週

久しぶりにここへ来て見た。週末であるにもかかわらず、釣り人はいない。「釣れなくな

ってしまった」ことを如実に物語っている。で、確かに渋いがまあまあの型が釣れる。



しかし、明らかに居着き場所が遠くなっている。通常のジグヘッドでは届かない。このた

めに、「なんちゃってルアーマン」が淘汰されていったのかな〜(笑)。まっ、ワタクシ

も「なんちゃって」なのだけれど、「遠くを攻めてみる」ことぐらいまでは一応やってみ

る程度の「貪欲さ」は幸い持ち合わせていた。沖ではかなりのバイトがある。ルアーを

吸い込んでいるのがよくわかる。しかし、吸い込んだ!と思ったらもう吐き出している。

自分なりの超電撃アワセでやっとフッキングしたのが、上の4匹(先週の釣果)。


で、今日はスクリューテールをかなり小さく切って、「向こうアワセ」を目論んでみた。

一応、同じくらいの時間で釣果は倍増したが、短いルアーを使ったからなのか?はよく

わからない。しかし、先週よりラクに釣れたことは確かだ。ほとんどはただ巻きでガツン

だった。ベイトのサイズにマッチしたのかもしれないな〜。釣れたメバルはどれも口の

一番浅いところにフッキングしていた。食いの「浅さ」を物語っている。ワタクシの思っ

ていることは、「たぶんコレが月夜の食いなのだろう」ということ。対策として色々試し

てみたくなる・・・・結構オモシロク、熱中してしまう。よく釣れる場所よりも釣り自体

が楽しい。こんな具合で、ただ今「昔の思い出をもう一度」をテーマに、人がいなくなっ

た場所を転々とひっそり楽しむのがマイ・ブームでありや〜っす。