6/6 藻場の攻略



藻場を釣る時には、潮位の高い・低いが釣り易さ・・・正確には取り込みやすさに
大きくかかわってくる。ここのところ嵌り気味の藻場。25cmを超えるキスが出
やすいのは周知の事実。しかし、せっかく掛けても取り込めなければ意味がない。

ここ数回攻めつづけているここ倉橋南海岸の藻場・・・少しずつその様子が飲み込
めて来た。技術ではない、釣り場の特性さえ掴めば、難易度の高さは克服できる。
これまでの印象では、個人的には潮位の低いときの方が、釣り易い釣り場ではない
か?と感じている。もちろん、個人個人でその釣り方にはクセがあるし、好き嫌い
もあるだろうから、一概には言えないが、今日朝方潮位が高い時間帯を釣ってみる
と、手前の藻が立ってしまうため、引ける範囲が5〜3色に限られてしまった。
ちょっとムリして2色あたりまで引くと、巻上げが間に合わない。立ち藻にからん
でしまい、今日は痛恨のハリス切れが朝方頻発した。「早く浮かせなければ」とい
う「意識」が作り出すミスもありだ。こういう意識が強めに働いているときには、
浮上してキスが水面を割った瞬間にバレるケースが多い。コレはハリのサイズが釣
れるキスに対して小さめである場合に起こりやすい。今日はハリのサイズに無頓着
であったために、浮上時のバラシも多かった。こまめにハリの最適サイズを判断す
れば、問題なく獲れていた魚だっただけに、大きな反省材料となった。いつもは
キメ細やかな選択をするのだが、この日に限って怠慢を働いた。結果に正直に反映
される。面倒くさがって、最後までキススペ5号で通したために、かなりのキスを
こぼしてしまった。今日のベストサイズは6号あたりだったようだ。終了間際に
デカイキスを3連続でバラシテしまったため、たまらずハリを6号にサイズアップ
・・・とたんに掛かりが数段よくなった。



その日の状況や潮加減、天候などによって(もちろんキスのサイズによっても)、
ベストマッチするハリの形やサイズがある。初めて今シーズンココを攻めた時には
8号でもバラシなしで高速のサビキにもOKという状況だったのだが、先週あたりか
ら、サイズを5号くらいにしなければ掛かりにくくなっていたため、今日はそれが
尾を引いていた。ハリス切れはハリスが08号だったからで、「藻場を引くには太
めのハリスで・・・」と釣行記に記したにもかかわらず、それを無視したのだから、
そりゃ自業自得というもの。基本に忠実な釣りをしなきゃねっ。



そこで、今日は反省に基づき、藻場(少なくともココの藻場)を攻める心得を
自分にむけて書いておこう。

1.藻が立っているときには欲張らず、深追いはしない。
2.巻き上げは迅速に、かつ、浮上の瞬間はソフトに。
3.その日の状況に合わせてベストなハリのサイズを選択。
4.ハリスは太めでねっ♪
5.集中力が切れる時間帯を真剣に釣る。
(早朝は食いが立つから誰でも簡単に釣れる)

以上5つの心得を持って、次回は必ず掛けた分だけ獲ってみせようぞ!!