6/4 良型キス場の条件とその攻略



いかがです〜?このロケーション!この画像見てワクワクするような興奮を覚え
る方は、相当なキスキチガイですなっ♪超有名車横付けキスポイントであります
が、そのお手軽さとはうらはらに、キス場としては結構難易度の高い釣り場であ
りますよ〜。実際に何度も通って、失敗と反省を繰り返さなければならない試練
の場所。ご覧下さい。手前が敷石、んでもって20m沖までは藻が立ってますで
しょっ!!コイツが曲者ですわい。掛けたキスを何度この藻にからめ取られたこ
とか!おかげで藻のかわし方は絶妙&万一藻にかかってもアセルことなく無事魚
を回収できるまでに成長させていただきました。今では藻を愛するほどに(笑)。
20m先をご覧遊ばせ。きれいな砂地になってることお分かりです?ココに良型
のキスがわんさか集まるのですよっ。瀬戸内にはこういうロケーションが目白押
し。したがって、大型を獲るための必要条件は、「藻を愛する」こと(笑)。今日
自分の釣りをしながら、遠目に他の人たちの釣りを観察しておりましたが、こと
ごとく藻に引っ掛けられておりました。キスが掛かったようで、リールを巻き巻
き・・・ところが巻く手が水揚げ直前にストップする。で、竿をあおるは、道糸
を引っ張るは、ギーコギーコ、藻と綱引き状態。これではせっかく掛けたキスも
目の前でさよなら〜・・・ならいいけれど、ダメージの大きいヤツはそのまま腹
を上に向けて昇天・・・こりゃ人道的にもやっちゃいけないことっすよね。掛け
たからには必ず取り込んで、必ず食す!無駄死にはなるべく避けるべきでしょう
な〜。ワタクシの目から拝見させていただいた限り、今日の釣り人のみなさん、
だいーぶ「藻への愛情が不足」しておるようでございました〜。まっ、こういう
ことが語れる前に、ワタクシ自身も同じような失敗を経験してきたわけで、大き
な態度にでてはいけないのでありますが、経験者は語る、というスタンスで、ち
ょっとだけ、小言を言わせていただきました。すんませ〜ん。

で、藻をかわすためのヒントを一つ二つ。まずは、浮き上がりの早いテンビンを
使うこと・・・これは礼儀みたいなもの。ツルツルのヤツはこういう場所で使っ
てはいけません。必ずフィン(溝)のついてるやつを使いましょう。浮き上がり
性能に格段の差が出ます。ちなみに、去年チャージさん(旧偽者漁師さん)から
購入した天秤は、その浮き上がり特性において非常に優秀です。結果論ですが、
非常にいい買い物をさせていただきました〜♪で、第二に、藻に掛かった場合は
絶対に竿をあおらないこと。コレやると、道糸をいためたり、キスがはずれやす
くなったり、ひどい場合は竿を折ったり、といいことはございません。竿をしっ
かり固定して、体ごとゆするようにしてジワジワはずしてくださいね。リールも
巻かないように。ちょっと言葉では伝わり難いですが、やってみてくださ〜い。
かなりの確率で無事、魚も仕掛けも回収できまっす。

さ〜てさて、前置きが長くなってしまいましたが、今この藻場はとってもホット
です。ポイントの付近にはタコツボが入っておりますから、「ココがポイントだ
よ〜ん」と教えてくれているようなもの。タコツボも基本的には砂地ですし、そ
れが入るということは、ココにエサとなる魚が集まりやすいということ。だから
ですねっ。遠いところで40〜50m沖、近いところで20〜30mくらいに、
ほぼ岸に沿って発泡が浮いておりますから、子供だって狙える距離。だがっ!コ
コが落とし穴。直に発泡を狙うとすぐにキスは散ってしまいます。できる限り遠
投すること・・・コレを心がけなければ、その地点で拾えるキスはせいぜい5匹
ほど。別に自慢するわけではないのですが、ワタクシの場合、今日釣った箇所は
3箇所。うち1箇所はほとんどアタリがなかったので、実質1箇所で15匹程度
掛けた計算になります。100m!100mでいいのです。これだけ投げるコツ
さえ掴めば、少なくともこういう藻場では、人よりもかなり効率的な釣りが展開
できます。竿も高価なものでなくても十分100m(実際は80mくらい)はカ
バーできますからね。20,000円くらいの投資は必要ですが、これで5万円以
上の高級投げ竿と飛距離は変わりません。アラアラ、ちょっと話題が脱線気味。
そうそう、ココはとってもホットなポイント。いつまで続くかは???ですが、
とりあえず釣る時間に比例して匹数が伸びてくれます。何匹持ち帰るかは別とい
たしまして、ちょっと慣れた人なら、一日いればも〜大変なことになります。た
だし、出足はいつもスローですから、早朝からやって朝10時の時点でまだ2〜
3匹ってことも多々あります。ココ最近の傾向として、昼近くにラッシュとなる
ことが多くございました。今日も例外ではなく、早朝パタパタッときて沈黙状態
に。この時間帯にかなりの人たちがよそへ移動されました。後から入ってきた人
も、2〜3匹、あるいは5〜6匹釣ってまたどこかへ・・・。

「たぶん、今日も必ずラッシュがある!」と信じて疑わなかったワタクシに、10
時を過ぎたあたりから幸運の女神が。目の前のポイントにどうやら良型の群れが
入ってきたようで、



普通で2連。単発はほとんどなし。どうです!?この芸術的なハリの掛かり具
合!最近、掛かり方が非常に良好で、こういうのばっかり。飲み込ませること
はまずなくなりました。このような固い部分にハリが貫通しておれば、ほとん
どバレることはございません。藻に掛かっても安心してやりとりができます。
ちょっと辛抱して藻の近くまで引いてくると、



3連だってお手の物。ちょっと小さく写ってますが、どれも20cm級っすよ。
運がよければ、・・・・・



こんなんだって掛かっちゃう。コイツたちの魚信は強烈だった。ゴゴゴッ、ボゴ
ボゴッときてギュイ〜ン・・・カナリ手前であたるので凄いスリリング。

昨日はもっと大変でした。仕掛けが着底すると同時に2〜3匹食いついている、
という状態。引き始めると重たい藻にかかったように動かない。ジワジワ引くと
重量感ある魚信が伝わってくる。辛抱してもう1〜2匹掛けて、よ〜っし巻き上
げぢゃ〜・・・「ウrッリャ〜、オリャオリャ〜」で20cm級が4〜5連。竿
がキシミ音を出す。そんなラッシュが続き、昨日は



んでもって、5/30は



こんな感じ・・・まだこの時点ではポイントを絞りきれておりませんでした。
で、最後に本日の釣果・・・



とま〜、現在我が家の冷凍庫はキスだらけ。でも、これ、すぐになくなってしま
んだな〜。みんなキス大好き人間だから。通常の釣りでこれだけ釣れば「もうキ
スいらない」となるのだが〜、今回はアタリが強烈だからちょっと病みつきにな
っております。ガツガツ〜ンだもの・・・こりゃ止められませ〜ん。