1/3 逞しきキスたち・・・江田島湾
今年一年を占う初釣り・・・やっぱこうでないと!!アジでもない、メバルでもない、
ワタクシの場合、やはりキス。昨年12月に日本全土を襲った異例の大寒波。ココ江田島
湾のキスも、いかに耐寒性といえども、この長期にわたって居座った寒波には勝てまい、
と勝手に決め付けていたのだが、やはりここのキスは逞しい。釣れたキスを触ってみる
と、どれもキンキン冷え冷え状態で、陸に上げられて激しくもがき抵抗する体力はほとん
ど残ってないようだ、にもかかわらず、居場所さえ特定すればコレだよ、コレッ♪さすが
5連6連と追い食いしてくる群れではないが、さびき速度を十分落としてやれば単発は
まずない。キーポイントは「深み」。ココのキスはこの時期でも浅場から深場までまんべ
んなく群れているのが通常なのだが、こうも冷え込みが続くと「深み」にかたまって、
そこからあまり動こうとしない感触であった。その「深み」がかなり遠くにあるのは
ココに通いつめた人ならご承知の通り。ワタクシ老いたキャスターにとっては、例年に
なくかなりキツイ釣りとなったが、やはり楽しかった。真冬のキス釣りは1投1投が
とても大切。一度投げ込んだ仕掛けをいかに長時間キスの居場所に留まらせておくか、
がキモだ。だからといって完全な置き竿状態には、動きの鈍い時期のキスと言えども、
反応は鈍い。動きが止まった瞬間に食ってくる、という感じだ。このケースは春先にも
よくある。つまり、少しでもさびく速度が速いと「エサを追えない」のである。だから
仕掛けを止めた時にやっと追いついた個体がエサをパクリ、という構図になっているの
かな〜、と。キンキンに冷えた夜間に家の前を屋台のラーメン屋が通りかかったとしよ
う。普通の速度でそのまま素通りされると、一瞬「食べたい!」と思ってもなかなか
冷え切った夜の街路に飛び出していく勇気が起こらないのと同じだな、こりゃ。家の前
でしばらく止まってくれてチャララ〜ララ、チャラララララ〜♪な〜んてやられると
思わず小銭握り締めて出て行くでしょ!?コレだなコレ!名づけて「チャルメラ作戦」
今日はコレで獲ったりました〜、ナハッ。
今日は風がビュンビュンだったし、ポイント選択ミスで、開始から4時間ほどはほとん
どアタリのない時間が過ぎて行き、「やっぱ寒波のせいか〜」とあきらめ気味ではあり
ましたが、そこは何度も通ったおかげ、少しばかり勘をココのキス釣りの勘を取り戻し
たような気がいたします。ではっ、最後に本日の釣果で〜っす。
毎年1月3日ははずしがありません。今年の群れは型揃いです。
3日以降はどうなるか・・・こいつはちょっと自信がな〜い。めばるやってた方がいいかな?