1/15 ポカポカ天気でキス釣り〜♪



アレッ?今日はこれだけ!?・・・・十分じゃないっすかー、この真冬に14匹も

キス釣りゃ〜、ねっ♪前日までの予報は雨、で、ふたを開けてみるとポカポカ陽気

のキス釣り日和、もー最高でーっす、気分は。こんな日に釣り場に立てば誰だって

「今日はキス爆釣じゃー」って思うでしょ!?でもでも、よーく考えて下さいよっ、

もうすぐ一年のうちで最も寒い時期を迎えるのですからして、この時期にキス釣り

自体が out of place なわけで、それを敢えてやってやろうじゃないの!という

意気込みであるのは、すべて来シーズンのための検索だからなのであります。


で、去年末から数えて合計で11回も江田島湾津久茂に通ったわけでありますが、

おかげでココのキスの特性や付き場所のほぼ70%くらいは把握させていただき

ましたし、水温低下速度の遅さ・・・コレ、頭の中では「だいたい1ヶ月遅れ」

ということはわかってはいるのですが、実際に魚を釣ってこの真理を体感させて

いただきました。イヤー、実に自然は素直です。人間がいじくりまわさない限

り、毎年ほぼ決まった時期に決まった恵を我々に与えてくださる。我々人間は

このすばらしい真実にもっともっと感動し、感謝の念を抱くべきではないだろうか?

そうすれば自然環境に対するやさしい行動は人としてもっと素直にできるはず。


「数釣れば見えて来るものがきっとある!」・・・あるホームページの管理人様が

申しておられましたが、まさにその通り!見えてくるものは魚の特性ばかりではな

く、「人間が自然に対峙するときどうあるべきか?」という普通考えると当たり前に

思えること、それが自分の肌を通して実感できる・・・コチラの方が得るものとして

は大きい!根を詰めて通ったおかげで、キス釣りという釣りがますます好きになれた

し、自然を思いやる気持ちと強い意志はますます強固なものに発展して行くような

気がする。コレはキス釣りというよりむしろキスとの対話だ。「獲ってやろう」とい

う気持ちより、「対話」というスタンスをとった方が結果的にはよく釣れるし、学ぶ

ことも多い。ここ2年ほど続けてHPに「真冬のキス釣り」として江田島湾津久茂

を紹介し、某雑誌にも情報提供して来ましたが、ここでこの時期にキスを狙う人は

ほとんど見かけません。一つに「隔絶された印象のある地理的位置」が大きな原因

であろうと思われますが、やはり何と言ってもここ瀬戸内が「キス釣り後進地域」

であるな〜、というのが大きいようです。盛期にしてもこの時期にしても、「ちょ

っと私もキスねらってみようかしら」という中途半端な気持ちではなかなか思うよ

うな釣果にはつながらないのが現実であります。本腰を入れて取り組めば必ずそれ

に応えてくれる土地ではあるのですが。「キス釣り=ファミリーフィッシング」

という固定観念を捨て去り、キスという魚にこだわり続けると、きっと何年かすれ

ば自分なりの一つのキス釣り哲学が出来上がる。そこからでも遅くはないはず、

もっと色んな釣りに入って行くのは。また、そうやって他の釣りに入って行けば、

その釣りも上手くなるような気がする。人生はある意味長い。もっともっと

キス釣りを突き詰めて行きたい。


今日の感触・・・キス終焉近し。釣れるキスはカチカチに固まっており、キンキン

に冷えておりました。こんな中よくがんばりました、ワ・タ・シ♪そして、キスたち♪