6/14 半カットビ中速サビキ
今日は色々な人に出会った。久しぶりのサップさん。偽者漁師さんと夜キスポイント
で「ワームでキス」やって遊んでる。そろそろそんな季節か〜。毎年キスの活性が高
くなるこの時期から何度かは挑戦しているのだが、今一つ自身乗り切れてない。
「キスはエサ釣り」という固定観念が長年染みついてしまっている。この固着した
概念を打ち破るにはやはり自己変革が必要だ。エサを持っていかないキス釣りを
定期的に実行しないとどうしてもエサに手が行ってしまう、情けない。が、今回
ある凄腕ルアーマンを経てサップさんの手元にやってきたワーム・・・「コイツは
いけそうだ!」 今まで見てきたどんなワームよりも限りなくゴカイだ。というか、
コイツは「エサ」だ。実際お二方が使っておられる現場では、かなりのバイト数が
確認できたようだ(が、乗らない)。乗せるには小さく切って使う・・・これに何
の抵抗もなければ普通に釣れそうだ。何はともあれ、そんなことはワタクシには
ノー・プロブレム!とにかくコイツが普通に使えれば「手返し」が早くなることは
間違いない。エサをいくら買おうか?などと悩まなくてすむし、いつでも手軽に
キス釣りに行ける!これは大きな進歩になるに違いない。問題は釣り方だ。
その辺のイメージはすでに出来上がっているのだが、検証とレポートは、はやる
気持ちを抑えて、先ずはコイツを手に入れてから、ということにしておこう。
さて、最初にも述べたが、今日は人との出会いの日だ。岡山からはるばるお見えに
なった泰皇夢さん。トマトさんとのキス釣りの最中にちょこっとお邪魔させていた
だき、しばし歓談。釣りの腕に関しては各HPでの話の中ですでに十分すぎるほど
了解している。キスを釣りに来られているのだから当然ある程度の荷にはなってい
はず。「釣れましたか?」と聞く方が失礼だ。外道のタイとメイタガレイだけ拝ま
せていただいて、次にはワタクシの一番見たかったもの、自作のクリヤーミノー。
これには感動した!すばらしいの一言だ。ぜひ自分の手でやってみたい、と思わず
にはいられない出来栄えだ。夢がまた一つ膨らんだ。泰皇夢さん、ありがとう♪
話は尽きないが、今日は本腰入れて叩いてみたいポイントがある。お二人と別れて
早瀬の「タケシタ前」に移動。ここは昔から有名なキスポイントでありますから、
特に説明の必要はないのでありますが、今後展開したい今年のキス釣りにおいて、
地理的に絶対はずせないポイントだ。釣行記には書いてないが、去年はココで
そこそこイイ思いをさせてもらっている。海底の様子が尾立と似ており、良型が
期待できるばかりでなく、潮通し良好、沖にはカキ筏というロケーションのせい
か、潮の加減によって、次から次へと新しい群れが入ってくる。つまり、尾立の
ように8時になったらオシマイではなく、結構長時間粘ることができる。で、
万一ここがダメなら10分で音戸の瀬戸に移動できるという地理的条件がいい!
ただし欠点が一つ・・・釣り座が少なく(2箇所)、車がビュンビュン通るので
危ない。まっ、こういう悪条件があるからこそ、長年キス場として生き延びて
来られたのだろうな〜。実際の釣りの方であるが、今日は開始からピンがポツ
ポツとマッタリムード。あまりよくない。何度移動を考えただろう?おまけに
朝5時開始で7時にはズルゴチやカナコギがオンパレードの様相を呈してきた。
20cm級は2〜3本しかいない(ピンは30匹もいる・・・笑)。そうこうし
ていると、釣りを切り上げてトマトさんが立ち寄ってくれた。むこうもピンギス
が主体のようである。どうやら今日はダメか〜。ワタクシも帰る腹にほとんど
決めた。トマトさんと別れてしばらく海を眺めながら考えた。で、「どうせ帰る
なら、一つやっておこう、次につなげるために。」と思い立って、キスの活性の
高さを調べることに。サビキ速度をハンドル1回転/秒にアップした。これが
アタッタようだ。4本バリにピンに混じって20超えが連発した。1.5回転/秒
でも乗ってくる。潮が変わったからなのか?速度を変えたからなのか?その辺は
よくわからないが、イヤな外道がエサを追えないし、藻がかりも一瞬にしてはず
せる。オマケに、どのキスも唇の一番硬い部分にガッチリフッキングしており、
ピンはどんどんリリース可能だ。非常に効率がいい!とにかく一定速度で引き続
ける。アタリに対して仕掛けをストップも送り込みも何もしなくていい。
1時間あまりの間であったが、夢中になって巻いた。ほとんどパーフェクトで
連になる。良型だけをクーラーボックスに収めて、キスインボックスが満タン
になった時点で打ち止め、と相成りました。
本日の釣果:12cm〜24cmのキス48匹+ギザミ2匹
イヤな外道がうるさいキス場は同時に良型キスの付き場であることが多い。
いつも紹介している尾立・・・ここは東海岸の釣行記ばかり書いているが、
じつは西海岸もかなり良型が数釣れる、と同時にカナコギの巣でもある。
こういうオイシイポイントを攻略する秘訣はスピードにありそうだ。もちろん
「エサとりをかわすには速めに引く」というのは昔から言われている基本中の
基本なのだが、はたして「あなたはリールのハンドルを1.5回転/秒で巻く
勇気はありますか?」・・・かなり速いですよ。(笑)
場所によってはこういう釣り方も可能な季節になってまいりました。こういう
釣り場ではPE・・・使ってみるとかな〜りオモシロイっすよ。
試すか試さないかはあなた次第。健闘をお祈りいたしやっ〜す。ではでは♪