6/10 黄金のパターン



「キスは足で釣れ!」と昔からよく言われております。もちろんこれはケース・バイ・

ケースでありまして、むやみに移動をかけるとその日の時合いを逃がしてしまう、と

いうことになりかねません。これまで数々のキス場を釣り歩いてきたおかげで、

いわゆる「マイ・ポイント」と言って差し支えない場所がかなり貯まってまいりまし

た。今、その組み合わせを試行錯誤いたしまして足で釣るための最も効率のよい

「黄金のパターン」を模索中。せっかく与えられた貴重な休日、できるだけたくさん

キスの魚信をこの腕で感じ、満ち足りた釣りにしたいものですね。もちろん数を

釣ればいい、ということではございませんが、キス釣りにおいてある程度の「数」

は、キス釣りという行為を楽しむための最も重要な要素ではなかろうか?と個人的

には考えております。


さて、冒頭の画像は6月6日に釣行しました「黄金のパターン」の模索案の一つで

あります。「夜釣りで数狙い→早朝〜8時で型狙い」という移動をかけて、とり

あえずは、夜30匹、朝10匹で、型も狙い通りの釣りが出来たわけでありますが、

まだまだ、コレでは1箇所で粘って釣れる範囲にキッチリ収まっておりますから、

移動をかける意味があまりないかな?と思われます。ただし、その釣り場ごとに

明らかにカラーがありまして、ココの夜釣りポイントは朝5時には終わってしま

う、しかも満月でなくてもOK、という好条件釣り場でありますから、夜明けが

ますます早くなってまいりますコレからの季節、ココを利用しない手はない。

朝5時から移動をかけて、5時半には次の釣りを開始できれば、まさに「黄金の

パターン」に嵌るのではないか?瀬戸内では1箇所30匹釣れば、「今日はよく

釣ったな〜」と思えるラインでありましょうから、30×2=60匹あれば、

とりあえずは移動をかける価値あり、ということにいたしまして、来週からまた

検証の旅に出ることにいたします。ホントは昨日も行ったのですが、ご承知の通り、

雨でございまして、



このような有り様に。まっ、こういう貧果のときにはそれなりの楽しみ方があり

まして、釣って1時間くらいしか経過しておりませんので、本日はすべて即



このような具合に。なにぶん深夜の男料理ですので、見た目の悪さはご容赦

願うといたしまして、「皮つき豪快キスのお造り」であります。最近キスのお刺身

まともに食ったことなかったものですから、コイツは美味かった!キスはとても

痛みやすい魚ですから、釣って3時間も4時間も経過したものは、個人的には

すべて開いて冷凍庫行きです。まだ死後硬直が起こっていない1時間以内のヤツ

はホント驚愕の味。作り方は・・・速さが命!それ以上なにもいりません。

サーッとウロコを落として三枚おろし、おろしたはしから塩水に氷をたっぷり

入れた容器へと放り込んで、しっかりと身を〆ます。で、かるく水分をとって、

コブを敷いたさらに並べて行き、5〜6分冷蔵庫で熟成させて出来上がり♪

皮は取らない方が絶対に美味!コリコリとした歯ごたえはとてもあのキスとは

思えないもので、じわ〜っとにじみ出てくる甘味は明らかにキスのもの。

濃い目のそうめんツユにおろし生姜でたべるのがよろしいかと。昨夜はコレで

またまた焼酎グビグビ。も〜入る入る・・・ベロンベロンになってしまい、

久々に土曜日昼までご就寝〜、でございやした。で、目がさめると雨止んでるし!


う〜ん、今晩また出撃しちゃろっか!?(笑)




・・・・んっで、その「今晩」、行って来ました。エサ捨て(笑)。