5/31 すべてが寝静まった時



昼間のあわただしさが嘘のように静寂が闇を包む。明日へ向かってすべてが深い

眠りに落ちる丑三つ時、そこは魚たちのパラダイスと化す。灯りに集まるベイト

の群れを追ってシーバスが、イカが、チヌが、そしてキスが深夜の海に乱舞する。



とま〜、このようなイメージで臨んだ「灯りポイント」第3回。先日キス天たら

ふく食って、「キス釣り」のモチベーション上がりまくりの偽者漁師さんに

ご自身で釣っていただくべく、ココにご招待。投げの魅力にドップリと嵌って

おられる客人に2〜3の説明をさせていただき、釣り開始。


今日は小潮。前回までのように入れ食いとまでは行かないが、

キス釣りの合い間に必殺エギスッテでスルメと遊びながら、和やかな雰囲気で

ポツリ・ポツリと本命のキスをゲットして行く。それにしてもこのお方、一を

教えると百を実行する、といいましょうか、とにかく・・・すばらしいです。

ポイントの絞込みといい、魚の食いの見極めといい、遠投力といい、・・・

すべて、ワタクシが長年苦労して身につけたモノを一日にしてマスターされ、

後は・・・もうワタクシから教えて差し上げることは全くございません。一人

でドンドン爆釣街道を突き進んで行かれることと思います。ワタクシが思うに

偽者漁師さんは、美味いものに出会ったら、「コレ食いたい!!」という情熱

が通常の人の何十倍も強いのではないだろうか?この情熱の強さこそ、人の

長年歩んできた道を一気に飛び越えてしまう大きな要因だ。


我々もよく初めての釣りをする時、口では「よっし!絶対に獲ってやる!」と

言っておりますが、内心「ホントウニ釣れるかな〜?」くらいの気持ちが半分。

この「ホントウニ?」の部分が魚を釣るにしても何をするにしても、実は大きな

障害になりうるような気がいたします。まっ、そうは言いましても、このような

資質は一日にして身につくものではございません。むしろコレは天性と言うべき

でありましょう。マジで、瀬戸内のキス、根こそぎ持っていかれる日は・・・

近い!(爆)



本日の二人の釣果です。右が偽者漁師さん、左がワタクシ。


「二人で3桁釣ってHP賑わしちゃろうや〜」・・・こんな会話が釣り始めには

あった。今日の控えめな釣果はまず間違いなく「潮回り」が原因。ここの絶好の

潮で釣れば、「二人で3桁」はほぼ確実、という手ごたえを得た。


恐るべし、偽者漁師さん!


本日、ワタクシの愛竿ツインパワーSF405CXは偽者漁師さんの所へ嫁入り

いたしました。この竿に見合うだけの実力を兼ね備えた新星投げ師の誕生です

なっ。コレを持って今度は山陰で大暴れいたしやしょうぜィ♪