4/9 念願のシーバス



今一番釣りたい魚、シーバス。「釣れた」ではなく「狙って獲った」が欲しい!

過去何度狙ったことか?何度あきらめかけたことか?シーバスを獲ること自体

さほど難しいことではない。メバルを狙っているとコイツが掛かることは珍しく

ないし、投げでもキスやカレイを狙ってて偶然釣れることはある。事実今シーズン

メバルをやってて2本50cmクラスをゲットした。一つはワームで陸から、

もう一つは偽者漁師さんの船からトップウォーターで獲ったものだが、以前から

あこがれていた魚なのに今一つ嬉しくない。メバルの状況がここのところ思わしく

ないし、メバルはコアな狙いでなければある程度「獲る自信」はついた。キスは

これからいつでも好きなだけ釣れる!ならば今は「コイツ」・・・シーバス。


昨日・今日と同じポイントに通った。PE0.8号にきちんとリーダーを組み、

シーバス狙いのミノープラグをポケットに携帯、タモを背負って深夜の海辺を

ウロチョロ・ウロチョロ。昨日はバイトが2回あったにもかかわらずハリ

掛かりが浅かったのか?痛恨のハリはずれでバラシテいる。どうやら子イカを

追っているようなので、メバル同様フローティングがいいようだ。タイド・

ミノー・スリムSSR・・・こいつに反応がいい。


本日0時、昨日バラシタポイントへ再出撃。風が強くて投げにくそうだが、

「今日は意地でも獲ってやる!」・・・そんな決意で臨んだ。だいたいの

ヤツラのポジションは前日調査?済みだ。風を計算に入れて何度かキャスト

しながら「ヤツ」の鼻先をかすめるラインを引く。「ボッショ〜ン」・・・

違う場所でシーバスがライズする。そちらが気になって、その方向に何回か

キャスト・・・だが×。ちょっと疲れて休憩、タバコに火をつけたその瞬間、

足元で「バッゴーン」・・・イルイル、だいたい昨日と同じ地点だ。タバコの

火を消して再度キャスト・・・風でラインがふける。ミノーが風に押されて

弧を描くように泳ぎ、「ヤツ」の鼻先をかすめたその時、しっかりと見まし

た!水しぶき!掛かったシーバスが沖に走る、横に走る。ギラギラ反転しな

がら、海中を右に左に・・・ファイトの様子がよ〜く見える。オモシロ〜イ。

しかもこれまでのシーバスでは経験したことのない重量感・・・コイツは結構

大きいかも?と思いながら数分間のやりとりの結果、浮いてきた、70cm

はありそうだ。護岸から海面までが高い。タモでは取り込めそうもないが、

めばるingタックルとは違って安心してやりとりができる。最後の抵抗を

難なくかわして敷石にズリ上げた・・・フィニッシュ♪ 念願の「狙って

獲った」シーバスだ。嬉しい。敷石に下りて横たわるシーバスにメジャーを

あてる。ジャスト70cm。立派な魚体だ。持ってみるとかなり重い。70

がこんなに重いものとは思わなかった。「思い出の1匹」となりそうだ。


この釣りも面白い。こうやってシーバスに嵌り、ルアー貧乏に落ちて行く

のだろうな〜。それでもかまわない。もっと嵌ってみたい気がする。

数分のファイトと敷石から獲物を持ち帰る作業で、ほんのりと汗が。心地

よい汗だ。今日はいい、十分堪能させてもらった。もう帰ろう。