2/8 メバルポイント検索の旅(2)



その場の持つ雰囲気というものは、そこにいる人の心理に微妙でかつ抵抗しがたい

影響力を持っております。昨日はあたりもシーンと寝静まり、それでなくても人里離れて

いるのに、孤独感が倍加され、「こんな真夜中に自分はいったい何をしてるんだろう?」

「生き物の命を奪う釣りがなぜこんなにも人を興奮させるのだろう?」、「これは人間の

本能?それとも欲?」、「釣りって自然破壊 or not? 」などなど、哲学的思考

の真似事を繰り返します。とにかくこんな雰囲気ではpositive

な思考にたどりつきませんなー。「なんて暗い思考回路を持つ人間なんだろう」といった

何か打ちひしがれた気分で帰宅しました。しかし、今日はちょっと違いますねー。

週末だからか?近くの民家からは、若者が集まり楽しく談笑している声が漏れてきま

す。「こんな人里離れた集落に若者がいたのかー」という安堵に似た気持ちと、まだ

明かりが点いている民家があるという安心感から、釣り場には私一人しかいないものの、

今日は平常心で釣りができました。「これで巨大魚に襲われても助けてくれる」って

感じかなー?浮かぶ思考もこんな具合で、どこか滑稽であります。以前宇和木の波止で

真夜中に1人釣りをしていたとき、イワシの大群に遭遇。まだ釣りを始めて間もない

頃で、私は一瞬「ジョーズ」と直感し、結構大きな声で思わず

「うっわぁあああ〜〜」

と叫び、波返しから飛び降りた経験があります。今でも1人で波返しの上に夜立っている

と、その時の恐怖が蘇ってきますなー。やっぱ心を平常に保つには、ある程度の「雑音」

は必要なのでしょうねっ。

さてさて、調子に乗って書いてるうちに、前置きがこんなにも肥大してしまいましたー。

では本題は手短に。昨日と同じポイント、今日は正面から後ろからと、風向きが一定せ

ず苦戦いたしました。そんな中たまたま波止の内側に投げた仕掛けに食べごろサイズが

連発。「こんなところに隠れてやがったのかー」と狩猟本能むき出しで攻め始めます。

昨日よかった外側は1匹捕れたのみで、あとが続きません。連ちゃんで攻めるとルアー

を見切ってしまうのだろうか?それとも腕が・・・・まっ、いずれにしましても、今日は

内側も行けることがわかって収穫あり!ですかねっ。今日はここで20cm2匹を含む

10匹をキープ、夜明け前に移動した先で16〜18cmまでを12匹釣って、夜明け

とともに納竿。移動先での釣果は知り合いの○○釣り情報の記者さんに差し上げました

ので、写真はありません。さーて、2日間とも微妙な釣果ではありますが、私的には

お気に入りポイントに追加される模様でございます。今週は個人的に火曜日・水曜日と

うれしい連休!どちらかはカレイ釣行にしてみたいと思っております。え?両方?・・・

それは無理です。家内にしばかれてしまいますから。