6/12 苦難のキス



今日すすむさんからメールがとどき、「キス芳しくない」とのこと。なるほど〜、

皆さん苦労されているようですなー。私も例外ではありません。今日月刊釣り情報

の取材があったのですが、「どこもキス釣れてない」そうです。別に自慢するつも

りはないのですが、19〜23cm5匹。このような貧果でも本日の取材の中では

良好な部類だそうです。原因は?おそらく、トロロコンブのように海底に堆積した

アマモと網入れ。あと潮回りと前日の雨もかなり影響したのではないか?

いずれにしましても今日は非常に食いが悪かったっすねー。写真の分だけ釣るのに

なななな〜んと、8時間もかかってしまいましたー。でも一生懸命釣りましたよ。

このトロロ藻がつく時期にはたいていの有名キスポイントにはちょうどポイント

の真上に網入れが行われ、キスにとっても釣り人にとっても苦難の季節ですなー。

網が入っているときは、網の内側を早朝に探るのがベスト。あるいはトロロ藻の

付いている場所で置き竿がいいですかな。今日の釣果はそのようにしてゲットした

貴重な5匹であります。瀬戸内ではこの藻が切れてくる時期がだいたい7月の頭

くらいだろうと思われますが、6月は大ギスの季節。藻がかりが少々きつくても

辛抱して釣ってみる価値は十分ある季節でもあります。また、すべてのポイント

にトロロがベットリであるわけではありませんので、釣り易い場所を探し歩くと

いうのも来期のためになっていいかもしれませんね。今日私が検索してきた釣り場

の写真を載せておきます。



いかがです?この砂浜。キス釣れそうでしょ。事実、20cm級20匹の実績が

ある浜なのですが、今日はゼロ。しかし、あのトロロは全くついておらず、網入れ

もなし。さあ皆さん、一度竿出してみてゼロだったポイント、次回攻めてみるだけ

の勇気はおありでしょうか?普通は行きませんよね。でもでも、それがアタルこと

だってかなりありますよ。この時期には普通に釣るといやな思いすること多いので、

気になるポイント検索や一度竿出してみていい思いをしていない場所の再検索など

有意義にこの時期を乗り切ってくださいねっ。あと20日ほどの辛抱です。


さて、今日はパッとしない釣りでありましたので、せめて食だけは美味しくいただく

ことに。大ぶりキスの「梅干はさみ揚げ」でございます。



見た目は悪いのですが、味は最高!中にはさむ梅干しは紀州梅がやはりベスト・マッチ!

写真に写っているのは「つぶれ梅」とか「こわれ梅」とかいうやつ。最初はパック開けて

みてビックリ!「これ腐ってるんじゃない?」思わず家内に尋ねましたが、そういう

梅干なのだそうですよ。壊れてグジュグジュになっております。で、味は最高!6個入り

で300円とお値段は少々ハリますけど、不味い梅使って後悔するよりはね。このくらい

の投資、安いもんでっせー。この梅干をたっぷりあふれるくらい開いたキスの内側に

はさみます。爪楊枝で2箇所開かないように刺し止めしたあと、コツの要らない天ぷら粉

で揚げるだけ。キス天揚げるときは、「コマ目に油の中で裏返す、気が付けば裏返す」

ようにすればキレイ&美味しく揚がります。天つゆつけて食べる通常のキス天は数食べる

と飽きが来てしまいますけれど、この「梅干はさみ揚げ」、何匹食っても「次は?」と

催促してしまうくらい「美味」!&焼酎にバッチリ合っておりますよ。ころもの濃度を

薄めにして、外側をカリカリ、内側をジューシーに仕上げると〜こりゃたまらんっすー♪

天つゆつけませんので、キスの身にはしっかり塩で下味つけるのお忘れなく。ただし、

くれぐれも塩の振りすぎにはご注意を。目安は「かっぱえびせん」、あの塩加減が

マスターできれば最高っすよー。