6/5 島根半島尺ギスの旅(下見編)


島根半島といえば全日本サーフの公認記録36.?cmが過去に出た尺ギスの溜まり場

であります。?の細かな数値はよく覚えておりませんが、?があろうがなかろうが、

この記録を破るのはおそらく不可能でありましょう。「尺ギスの溜まり場」と申しまし

ても、行けば必ず出るという場所ではありません。じゃーなぜココに来るのか?それは

「夢を追いかける」からであります。1人で行けば往復するだけで軽く1万円はかかって

しまうような場所にわざわざ広島から出向く意味をどこに見出すか、でこの島根半島の

価値は決まってきます。家内に言わせれば「アホ」「バカ」、といいますか、一言の

コメントすらありませんでしたー(爆)。が、しかし、この釣り場で見かけた車の

ナンバープレートには大阪・姫路・岡山などなど、同じような「アホ」が。皆さん

ホント「バカ者」ですなー。言葉は悪うございましたが、皆さんホント「ロマンティス

ト」でらっしゃる。日常のスケベオヤジどもを一転ロマンティストに変えてしまう魅力

がこの島根半島にはあるのですねー。いやいや、私もすっかりここの虜になってしまい

ましたー。リアス式に入り組んだ奥まった入り江、何の変哲もない浅い砂地、道路から

見下ろすと「藻場と藻場の間に砂地」がうまく形成されており、「尺がいる」と確信

できるシチュエーションの目白押しでございます。今回は残念ながら尺ギスは出ません

でしたが、「これで懲りた」とはゼンゼン思いませんなー。7月も行きます!1人でも

行きます。家内の目の前に1万円札叩きつけて、「コレで文句はあるまい。行ってくる

ぞ!」と言い残して出かけてやる。(気が付いてみると、コッソリ家を抜け出して、

「今日は倉橋行ってきたよ。色々見てたら遅くなってねー」なんて言っている私がいる

という可能性もありうるか・・・・) さてさて、今回は自分に余裕がなく、十分な釣

り場の写真はございませんが、話しの種に撮って来たものだけ載せておきます。





写真が貧弱で申しわけありません。いずれも不発だった釣り場ですが、「ここで何匹

釣れた」「何センチが釣れた」という類の情報はこの島根半島に関してはほとんど

無意味であります。いつどこで何が釣れるかわからない可能性を秘めた釣り場ばかり

であり、「ああ〜、こんな釣り場で大ギス狙ってみたいな〜」とあこがれていただけ

れば、島根半島に行かれる資格あり、ですな。私の怠慢を補う意味で、航空写真の

ページにリンクしておきますので、空から見る港「島根半島」、ご興味のある方は

覗いてみてください。今回周ったのは地図の107〜131にかけての海岸線です。

今回案内役をしてくださったシローさんは、このあたりを5年かけてご自身で釣り歩か

れて、尺はゲットされていないものの、それに肉薄するサイズを数本上げておられま

す。その苦労の成果の一部であろうとも、このような形でここで暴露してしまう

というのは非常に失礼なことでありますが、シローさんのお人柄からして、「あー、

エエっすよー」と承諾いただけたものと勝手に解釈し、無許可ではありますが、

この程度の紹介だけさせておいていただきまっす。ぜひ、島根半島尺ギスのロマン、

皆さんの想像力をフル回転させてイメージしてみてくださいねっ♪



さて、今回の私の釣果でございますが、瀬戸内サイズが52匹。最長寸は23cm

くらいだったかなー。夕まづめに20cm級のラッシュがありまして、キス釣りは十分

堪能させていただきましたー。そのうちの20匹をエギングの達人サップさんが渋い

中みごと仕留められた春アオリと物々交換させていただき、写真に写ってるのは残り

の32匹でございます。時間が経過してブヨブヨになってるやつもありますが、山陰の

キスはキレイっすねー。尺はでませんでしたが、十分満足しましたー。案内役のシロー

さん、ホントにお世話になりました。自分の目で十二分に勉強させていただきました

ので、記憶が薄れないうちにもう一度行って参りますね♪ルフィーさん、お忙しい中

ご一緒していただきありがとうございました。道中楽しうございました♪サップさん、

お人柄Very Good!&腕前さすがでっす。他が上がってない中、堂々2ハイゲット

されるのですから、やはり何かが違うのでしょうね。秋アオリの時期にはご指導

よろしくお願いいたしまーっす♪さーて、どうしよう。私とうぶん瀬戸内には出没

しないかもしれませんなー(笑)。最後に、30cmオーバーのキスはその絶対的な

個体数が極めて少ないものと思われます。したがって、先ほども申し上げた通り、

狙って獲るということが難しく、メバルのようにいつどこでどのようなシチュエーション

でゲットできるという法則性のようなものはありません。(もちろん、尺メバルもそう
簡単に出るわけではございませんが。)我々にできることは、「いかに

獲る可能性をアップさせるか」ということでありまして、その選択肢のひとつとして

この島根半島という釣り場があるわけで、ある意味、その日本屈指の尺ギス場が隣の県

にあるのですから、我々広島の釣り人はシアワセであるのではないでしょうか。

最近は瀬戸内でも十分尺ギスは狙えるようになってきておりますが、山陰釣行という

言葉の響きの中には、事前に何週間も前から準備を重ねて、作戦を練り、休みもとり、

機が熟した時にいざ出陣、という流れ、つまり準備を含めて釣りのすべての過程を存分に

楽しめるという意味合いがございます。近場にふらっと出かけるのも釣り、遠征するのも

釣り、どちらがスゴイ、どちらに価値がある、という単純な定義はございませんが、

色々なキス釣りのしかたやとらえ方があった方が断然楽しいし、夢が膨らみますよねっ。

年中出かけて行くのはちょっと金銭的にもキツイでしょうが、大型の出る時期には

何度かは足を運ばれると、それだけで心の洗濯になりますよ。釣果は保証の限りでは

ありませんが(笑)。ではでは、本日は下手な文章に付き合っていただき、読んで

いただいた皆様方、ほんとうにありがとうございました♪