4/5 晴天の日のキス釣りは要注意
空は快晴、海はベタなぎ。こんな光景を見ると、キス釣りされる人は「キスたくさん
釣れるぞー!」って思いますよね。ところがところが、この写真、全然釣れないため
疲れ果てて波止にヘタリ込み、置き竿にして日光浴している最中のもの。時間は午前
10時くらいだったかなー。普通ならもう帰り仕度してる頃ですよねー。海の中は
わからないものです。この時点でクーラーボックスにはピンギスが3匹。「今日は
完敗じゃー。この竿に釣れなかったら帰ろっ。」と考えながらぼんやりしていると、
竿先がわずかに引き込まれ、直後に掛かったキスがもがいている魚信。「おー、
いるじゃん〜♪」 上げてみると18cmくらいのがダブルで。これで少しは気を
取り直し、場所移動につぐ場所移動の末、一昨日釣らせていただいたポイントへ。
ここは今朝一番、何の生体反応もなかったので、あきらめていたのですが、気温も
どんどん上がってきたせいか、ポツリポツリと1匹ずつ拾えます。ただし、急激な
冷え込みが魚に与える影響というものは、我々人間が想像する以上に大きいという
ことは前回の日誌に書いた通りでして、連になることはありませんでした。しかも
仕掛けを引く速度は前回にも増して神経使い、今日の釣果の大部分はさびくのを
ストップさせて置き竿にした直後に食いついたもの。こんな時は海の中を可能な
かぎりイメージしながら繊細な釣りをしなきゃね。つまり、仕掛けの後ろにキスが
何匹か追ってきており、しかもエサをちょっとずつかじっている様子、仕掛けの
速い移動について来られないキスが諦めてよそへ行ってしまう様、エサについて
はゴカイがニュルニュルとゆっくり海底を這う様。こういったことをイメージしな
がら、手は動かさないで、腰の回転のみで仕掛けを動かす。手だけでコレをやると
どうしてもさびくスピードが速くなり、アタッテもなかなか乗りません。気持ちを
常に海の方向に向けて、「アタッたら送り込む」作業がとても大切でしょうねっ。
さて、話しは前回とは矛盾するように思われますが、今日は置き竿の釣り。ただし、
誤解してはいけないことがあります。あくまで「引き釣りの延長上にある置き竿」
ということでして、決して投げ込んだ仕掛けをそのまま放っておけばキスが食い
つく、という単純なものではないということをご理解ください。「放っておいて
も釣れたよっ!」という方ももちろんおられるでしょうが、それはたまたま仕掛け
がキスのポイントにあっただけ。やはり「イメージして何らかの誘いをかけて
捕りたいですよね。」 「釣れた」ではなく「釣った」という実感は釣りにおいて
の絶対必要条件であるべきでしょう。よりキス釣りを楽しむ上で、「意図的な
置き竿は誘いの一種」であり、決して「怠慢」であってはならない。でしょ♪
さて、本日の釣果ですが、キス32匹(サイズは前回よりまし、ってとこかなー)、
カレイ23cm1匹、タナゴ1匹(サイズは???) でございました。さきほど
も申しました通り、キスのほとんどは置き竿に。皮肉なことに、カレイとタナゴは
引き釣りにヒットいたしましたー。カレイの引き釣り、本格的にやろっか?6本
バリに6匹カレイ!なーんて、痛快だろなー。ありえん!
追伸 コレだけ釣るのに8時間もかかってしまいました。最後は意地の釣り♪